...どかんどかんとピストルをぶっ放した...
海野十三 「宇宙戦隊」
...ぬれ土管(どかん)の怪物だったのである...
海野十三 「火星兵団」
...いまは使われなくなっている下水の土管(どかん)がのこっていて...
江戸川乱歩 「探偵少年」
...電車はどかんととまる...
鈴木三重吉 「大震火災記」
...もう一どかんがえなおして役人(やくにん)になってくれないか...
高山毅 「福沢諭吉」
...父は芝居のときに見ておりますから顔をおぼえていたわけでござりまして叔母にそういわれましたときによほどかんがえたらしいのでござります...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...どかんどかんと大砲をぶつぱなしながら...
新美南吉 「疣」
...ちやうどかんばんにするには恰好(かつかう)です...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...行ってみるとどかんと淋しくなる気持ちはどうした事だろう...
林芙美子 「新版 放浪記」
...もう二度とベルナアルさんのことなどかんがえたくないと思うようになったでしょうからね...
久生十蘭 「葡萄蔓の束」
...一包みの布袋を茂平の舟にどかんと投げこみ...
室生犀星 「命」
...わたくしはここに『江戸鑑図目録(えどかんずもくろく)』の作られた縁起(えんぎ)を知ることを得たのである...
森鴎外 「渋江抽斎」
...どかんという音がし...
山本周五郎 「風流太平記」
...という安堵感(あんどかん)と...
山本周五郎 「やぶからし」
...どかんどかんばりばりと板を蹴破る音...
夢野久作 「暗黒公使」
...どかんと、はるか馬場の末のほうで、烽火(のろし)用の爆音が、夕空に谺(こだま)した...
吉川英治 「新・水滸伝」
...どかんと仰向けに寝ころんだ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...作兵衛小屋どかん! と並んでいる銃身の筒口から...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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