...日本に帰る決心だけは思いとどまるように勧めて置いたといった...
有島武郎 「或る女」
...……でその手紙をおぬいさんにとどけてくれないか...
有島武郎 「星座」
...これが下職の名もない奴だとどさくさと逃げ後れたり...
竹久夢二 「砂がき」
...「ふとどき者奴(め)...
田中貢太郎 「皿屋敷」
...一生涯ただただ一個の夫たるにとどまって...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...適度にとどめていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...二人の先途を見とどけようとして...
中里介山 「大菩薩峠」
...とどめようとして...
中里介山 「大菩薩峠」
......
中島敦 「河馬」
...装置を一度作るとどうしてもその通りを追って行くのが一番楽で...
中谷宇吉郎 「先生を囲る話」
...ハイデッゲルに就いては簡単な報告だけにとどめておかねばなりません...
三木清 「消息一通」
...遷したという一紙の届書(とどけしょ)が官庁に呈せられたに過ぎぬかも知れない...
森鴎外 「渋江抽斎」
...二階の座敷牢は粉韲(ふんせい)せられて迹(あと)だに留(とど)めなかった...
森鴎外 「渋江抽斎」
...事によるとどれもこれも間違いかも知れない...
柳田国男 「木綿以前の事」
...うしろから追ッて来る者の跫音も声も耳にとどいて来た...
吉川英治 「大岡越前」
...彼を都へとどめておく一方...
吉川英治 「三国志」
...東大寺へ行った日は、しとどな、雨の日だった...
吉川英治 「随筆 新平家」
...聞くや、とどくや...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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