...ベルナルドオは祭の王のよしなき戲を無禮(なめ)しといきどほり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...しらずしらずに大きな吐息(といき)が出た...
海野十三 「地底戦車の怪人」
...法廷ですっかり打ちあけてやるのだなどといきごんでいたこともあった...
大杉栄 「獄中記」
...だがなか/\そんなことで動じるやうな婆さんぢやなくほゝゝゝゝといきなり甲高い声をあげて...
高田保 「貸家を探す話」
...「Hallo(ハロー)Hallo(ハロー)!Drop(ドロップ)in(イン)!」といきなりバラバラと先を争って砂利の上へ飛び出して来た...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...額の汗を拭きもあえずほうと一息(ひといき)入れる...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...烈しい吐息(といき)を...
中里介山 「大菩薩峠」
...あまりに少ない時には青女憤慨して受け取らずに突き返そうといきまいたこともあるが...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...凍(こほ)る手先(てさき)を提燈(ちやうちん)の火(ひ)に暖(あたゝ)めてホツと一息(ひといき)力(ちから)なく四邊(あたり)を見廻(みまは)し又(また)一息(ひといき)此處(こゝ)に車(くるま)を下(おろ)してより三度目(さんどめ)に聞(き)く時(とき)の鐘(かね)...
樋口一葉 「別れ霜」
...」は底本では「そろっていました」]「柳子さんおごらなくちゃいけませんよ」妾の顔を見るといきなり谷村がこう言うのです...
平林初之輔 「華やかな罪過」
...イライラといきり立つて詰め寄つて行くのだつた...
三好十郎 「肌の匂い」
...殆ど一呼吸(ひといき)で...
與謝野寛 「梅原良三郎氏のモンマルトルの画室」
...眼にもの見せてくれんといきり立ったが...
吉川英治 「三国志」
...父のお名をはずかしめるなと」「久子までが」「え」「言ったのか」「はい……」父の大きな吐息(といき)が正行にもこのとき耳にわかる気がした...
吉川英治 「私本太平記」
...深い吐息(といき)で言った日などもある...
吉川英治 「私本太平記」
...忍剣は吐息(といき)をもらした...
吉川英治 「神州天馬侠」
...ことばはかけずにスタスタといき過(す)ぎてしまった...
吉川英治 「神州天馬侠」
...ほっと吐息(といき)をつきながら...
吉川英治 「新書太閤記」
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