...つまり僕のつんぼが始まり出した方の耳がそうだ...
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン Ludwig van Beethoven、フランツ・ゲルハルト・ヴェーゲラー Franz Gerhard Wegeler、エレオノーレ・フォン・ブロイニング Eleonore von Breuning、ロマン・ロラン Romain Rolland 片山敏彦訳 「ベートーヴェンの生涯」
...それに幸徳は少々つんぼなので...
大杉栄 「獄中記」
...つんぼであることだけはトルコ兵にも分りましたが...
鈴木三重吉 「勇士ウ※[#小書き片仮名ヲ]ルター(実話)」
...なぜならつんぼは人の云うことを聴(き)こうとして眉(まゆ)をしかめ眼や口を開け首を傾(かたむ)けたり仰向(あおむ)けたりするので何となく間(ま)の抜(ぬ)けたところがあるしかるに盲人はしずかに端坐(たんざ)して首をうつ向け...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...一般につんぼよりもめくらの方が知能が進んでいたり社会的な能力が優れていたりする所以である...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...しかも二人とも聾(つんぼ)らしかった...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...それに聾(つんぼ)ときているから...
中里介山 「大菩薩峠」
...聾(つんぼ)の癖で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...お針(はり)は二階(かい)にてしかも聾(つんぼ)なれば子細(しさい)なし...
一葉女史 「大つごもり」
...皮肉にも前述の如くつんぼで盲目で...
牧逸馬 「運命のSOS」
...「親子のつんぼ」という小噺...
正岡容 「寄席」
...友吉を見つめている)11つんぼになる程のもうれつな地ひびきを立てて...
三好十郎 「その人を知らず」
...つんぼのような太陽にかんと澄み...
吉川英治 「私本太平記」
...政治向きには一(いっ)こうつんぼを装(よそお)うている曲法師(くせほうし)よ」しかし道誉はゆうべ...
吉川英治 「私本太平記」
...「ゆうべはつんぼじゃなかったはずだ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...いッてしまっちゃいけないよ! やい神主(かんぬし)! つんぼか唖(おし)かでくの坊(ぼう)か! オイきこえないふりをしてゆくない...
吉川英治 「神州天馬侠」
...四十七歳からは、何に感じたのか、一切弓矢を取らず、たとえば足利将軍の義昭(よしあき)が、好餌をもって誘っても、信長がしきりと招いても、豊臣氏が赫々(かっかく)と覇威を四海にあまねくしても、その大坂、京都のつい鼻の先にいながら、この人物は、(わしは、つんぼでござる、唖(おし)でござる)というように、世の中から韜晦(とうかい)して、穴熊のように、この山間の三千石を後生大事に守って出なかった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...――聾(つんぼ)か...
吉川英治 「山浦清麿」
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