...一筆啓上つかまつる...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...いつでもお相手つかまつる...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...――「死力をつくして開拓つかまつるべく……御用途多端のことにござ候へば...
本庄陸男 「石狩川」
...三四人交替に不寝(ねず)の番をつかまつる...
本庄陸男 「石狩川」
...そのよい償(つぐな)いは我らがつかまつるようになるであろう...
室生犀星 「津の国人」
...この君こそ身命のご奉公をつかまつるべき人と思ったからだ」三「よいか信次」吉信はしずかにつづけた...
山本周五郎 「死處」
...君(きみ)のおん諱(いみな)を冒(おか)してふせぎ矢つかまつるあいだ...
山本周五郎 「死處」
...常々おそばへ出入りをつかまつる早水秀之進と申す郷士の伜(せがれ)だとのことでござります」頼胤は眼を宙にやった...
山本周五郎 「新潮記」
...近くは榎井の日柳長次郎と申す無頼の徒までお出入りつかまつるとのことにござります」「長次郎とは燕石(えんせき)のことか」「いかにも...
山本周五郎 「新潮記」
...雨露のおしのぎをつかまつるのみですが...
吉川英治 「三国志」
...自刃つかまつる」「こは...
吉川英治 「私本太平記」
...勤侍(きんじ)つかまつることと相なりますゆえ...
吉川英治 「私本太平記」
...「お供つかまつる...
吉川英治 「私本太平記」
...おわびをつかまつるほかはございませぬ」すると...
吉川英治 「私本太平記」
...初めて御対面つかまつる...
吉川英治 「新書太閤記」
...有難く頂戴つかまつるぞ』『あまり粗品にござりますが...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...又可然(しかるべき)様子可仕(つかまつるべし)と存候へは...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...貴嬢のご機嫌(きげん)奉仕をつかまつる...
吉行エイスケ 「職業婦人気質」
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