...彼らはちゃんとした星界図さえ作っていたので...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...ちゃんとした地位のほうをお願いしました...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「雪の女王」
...ちゃんとした店が...
海野十三 「一坪館」
...ちゃんとしたひとりの人間が...
江戸川乱歩 「探偵少年」
...昔の化け物は昔の人にはちゃんとした事実であったのである...
寺田寅彦 「化け物の進化」
...」「ちゃんとした家なら...
徳田秋声 「足迹」
...「田舎へ帰れアあれでもちゃんとした家の娘でいられるに...
徳田秋声 「足迹」
...その後当分はちゃんとした物を拵(こしら)えて持って来るが...
中島敦 「南島譚」
...四つともちゃんとした眼なのであって...
中谷宇吉郎 「異魚」
...ちゃんとしたものばかりで...
中谷宇吉郎 「「茶碗の湯」のことなど」
...ただ城の人たちはちゃんとした土地測量技師を見つけ出すことをわきまえているということだけだ...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...ここで採用されるために思い描いたさまざまなちゃんとした理由のある希望...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...其の様子を聞いた祖母も子もちゃんとした身じまいをしてわざわざ滅多に人の行かない客間を明けて通した...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...勇蔵さんにもっとちゃんとした態度をお見せにならなけりゃ駄目ですよ...
「海流」
...そのちゃんとした娘と結婚して...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ちゃんとした手当せず...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...あたりまえに紙を切ったのにちゃんとした所をかいて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...近くの御領地に隠退なさる方がよろしゅうございますよ(まったくこの老人は唯そのお邸だけしか住みよいちゃんとした御家をもってはおられなかったのです)...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
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