...などとちゃらかすので...
鈴木三重吉 「千鳥」
...袖口をちゃらちゃらと振って見たりした...
谷崎潤一郎 「秘密」
...大事な森も患者も打っちゃらかして...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ワーニャ伯父さん」
...うっちゃらかされつけているので...
徳田秋声 「足迹」
...歩くたびにちゃらちゃらいう不愉快な音を岡本の耳に響かせた...
夏目漱石 「明暗」
...みんなぶら下げるのよ」とまたちゃらちゃら鳴らす...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...癪に触っているから春亭はうっちゃらかしておいて後から来た京伝のお夏清十郎物に精を出して描いた...
林不忘 「仇討たれ戯作」
...私は病気のことなんて平っちゃらなんだが...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...日本中のモースーメが誤解されるくらいのことはへいちゃらだが...
久生十蘭 「だいこん」
...滑稽ちゃらっぽこの一手販売...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...連中が歌うちゃちゃらかちゃんの唄の文句じゃないけれど...
正岡容 「寄席」
...うっちゃらかしてあった...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...火箸のちゃらちゃら云う物音が伴奏をいたしているのでございます...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...もっともかぼちゃらしいところの七代目は...
山本周五郎 「季節のない街」
...おとぼけ顔ではある」打ッちゃられたように...
吉川英治 「私本太平記」
...おのれのお茶羅化(ちゃらけ)が喝采(かっさい)を得たものと合点(がてん)して...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...本業の方も打っちゃらかしではあるが...
吉川英治 「松のや露八」
...これをこのまんまうっちゃらかしとくなんて……」「どうして? 僕は...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
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