...無造作(むぞうさ)に彼の鼻を削(そ)ぎ落した...
芥川龍之介 「第四の夫から」
...」とむぞうさに台所へ現われた...
泉鏡花 「婦系図」
...むぞうさに塔の頂上の部分を持ちあげて...
江戸川乱歩 「少年探偵団」
...ぞうさもなくお答えになりました...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...記者は造作(ぞうさ)なくその言質を与えた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...わたしは無造作(むぞうさ)に...
永井荷風 「梅雨晴」
...こうせねばお浜への供養が済まぬ」「あれ!」「斬ってしまえば雑作(ぞうさ)はないけれど...
中里介山 「大菩薩峠」
...無雑作(むぞうさ)に考えて...
中里介山 「大菩薩峠」
...茂太郎は無雑作(むぞうさ)にそれを取って一着に及びました...
中里介山 「大菩薩峠」
...雑作(ぞうさ)もなく引き被(かぶ)せて...
夏目漱石 「野分」
...おまんじゅうを こぞうさんに あげました...
新美南吉 「こぞうさんの おきょう」
...むぞうさなようで...
久生十蘭 「キャラコさん」
...「ははあおこぞうさん...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...ぞうさんとねずみさんがゐました...
村山籌子 「ゾウ ト ネズミ」
...極めて無造作(むぞうさ)に作りはしますが...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...いかい造作(ぞうさ)をかけた...
吉川英治 「新書太閤記」
...実に無造作(むぞうさ)な突然であったが...
吉川英治 「新書太閤記」
...なんの造作(ぞうさ)もありますまい」「ご面倒でも一つこの公文は...
吉川英治 「新・水滸伝」
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