...そしてずばりと図星をさして来た...
梅崎春生 「Sの背中」
...君の事務所に持っている短波通信機だよ」とその専門家はずばりと星を指した...
海野十三 「暗号数字」
...私が気がつかなかったのにずばりと看破(かんぱ)したピース提督の科学の眼力のほどを...
海野十三 「地球要塞」
...前にトラ十がずばりと指したように...
海野十三 「爆薬の花籠」
...ずばりといい放った...
近松秋江 「霜凍る宵」
...パーヴェル・パーヴロヴィチはずばりと切って返し...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...保子は止めを刺すようにずばりと云ってのけた...
豊島与志雄 「反抗」
...一つ、益満の畜生に、ずばりと、一思いに、斬られてえや...
直木三十五 「南国太平記」
...ずばりとやられるかも知れねえんだ)と...
直木三十五 「南国太平記」
...それも一言でずばりとその本質を云い当てる確かさは...
三木清 「西田先生のことども」
...例の調子で近衛公や木戸侯などの人物をずばりと批評される言葉もなかなか興味があるが...
三木清 「西田先生のことども」
...ずばりといひ切つて...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...然る処俺等聞及んだ昔から今までの歌に、斯んな事をすなほに、ずばりと、大胆に率直に詠んだ歌といふものは一向に之れ無い...
藪野椋十 「「一握の砂」序」
...「それはだめでしょう」とずばりと云った...
山本周五郎 「新潮記」
...かれらは充分やると信じます」「おまえはどうだ」ずばりと斬り込むように...
山本周五郎 「新潮記」
...釘勘がずばりと言い当てたので...
吉川英治 「江戸三国志」
...」ずばりと彼女は云うと...
吉行エイスケ 「女百貨店」
...それをずばりと切断した様な河岸の軒並がはつきりと水田の末に眺めらるゝのだ...
若山牧水 「村住居の秋」
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