...」馬琴はかすむ眼で...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...原水爆の秘密をぬすむこともできるし...
江戸川乱歩 「超人ニコラ」
...従つてたかい屋根うらの部屋なぞへはいりたくもはいれないですむといふ意味です...
鈴木三重吉 「勇士ウ※[#小書き片仮名ヲ]ルター(実話)」
...選がすむと、俳人の一人は虚子氏の前へにじり出した...
薄田泣菫 「茶話」
...葬式(とむらい)がすむと...
徳田秋声 「足迹」
...さげすむように言った...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...万燈は此処(ここ)へあづけて行けば誰れも蝋燭(ろうそく)ぬすむまい...
樋口一葉 「たけくらべ」
...田川さんの電話がすむと...
久生十蘭 「だいこん」
...それがすむと岸の土手の上下を這い廻って...
久生十蘭 「魔都」
...何処ぞあなた様がわたくしの前を素通りなされるのを見ずにもすむような所がござりましょうかと存じまして...
堀辰雄 「かげろうの日記」
...本読みがすむと、いつも焼芋が出て雑談になったのを覚えている...
三木清 「読書遍歴」
...惜しいことに河岸でゆっくり腰かけやすむところがなくてね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...すすむさんというお兄さんは...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...うまくすれば死なないですむかもしれんねえ? なぜかね?友吉 なんじら...
三好十郎 「その人を知らず」
...我々が治るのをますますむつかしくしているのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...いかにもいじけた――恟々(おどおど)した眼で、密談がすむと、すぐ起って、障子(しょうじ)を開けた...
吉川英治 「魚紋」
...その一騒動がすむと...
吉川英治 「新書太閤記」
...戦後の経営と配備がすむと...
吉川英治 「新書太閤記」
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