...しずしずともちあがっていく...
海野十三 「海底大陸」
...そのとき、空の一角から、立川飛行聯隊の重爆撃隊(じゅうばくげきたい)が、三機雁行(がんこう)の隊形をとって、しずしずと、アクロン号の真上に、あらわれた...
海野十三 「空襲葬送曲」
...左端からしずしずと動き出でたものがあった...
海野十三 「空中墳墓」
...そこへ四台の装甲車がしずしずとはいって来て...
海野十三 「三十年後の世界」
...出発のためにしずしずと巨体を氷上にあらわした...
海野十三 「大空魔艦」
...盛装(せいそう)をしてしずしずとあらわれた...
海野十三 「時計屋敷の秘密」
...しずしずと私の方に躙(にじ)りよってきた...
海野十三 「蠅」
...足はしずしずと近寄って――芳一の傍に止った...
小泉八雲 Lafcadio Hearn 戸川明三訳 「耳無芳一の話」
...しずしずと裳を引きながらあらわれて來た...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...しずしずと近づいて来た...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...徐々(しずしず)と馬を進めながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...すすき尾花の大見晴らしを徐々(しずしず)と押分けて進むと...
中里介山 「大菩薩峠」
...しずしずと入って来た...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...もったいぶってしずしずとスミス氏が進み出た...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...しずしずと乗り出したり……」カカカカカカカチン...
正岡容 「小説 圓朝」
...物ごし柔(やさ)しくしずしずと練ってゆく蓮歩(れんぽ)!かのすがたを一瞥(いちべつ)した時...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...しずしずとはいって来て縁側へぴたりと坐って...
山本周五郎 「半之助祝言」
...粛々(しずしず)と平河口の方へ出て行った...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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