...王子の目からも涙がしきりと流れていました...
有島武郎 「燕と王子」
...戸部しきりとサインをしている...
有島武郎 「ドモ又の死」
...瞼(まぶた)がしきりと痒(かゆ)かった...
梅崎春生 「桜島」
...助けて上げようか」子供等はしきりと深山木をからかっていた...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...しきりと煙草をくゆらせながら...
田澤稲舟 「五大堂」
...房一の方をしきりと眺めながら同じ方向に歩いてゐる...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...しきりと戯れながら飛んでいた二匹の蝶...
火野葦平 「花と龍」
...必要もないのにしきりと話しかけたりした...
山本周五郎 「日本婦道記」
...人の跫音(あしおと)がしきりとする...
吉川英治 「新書太閤記」
...敏感な藤吉郎の眼や嗅覚(きゅうかく)がしきりとそれに触れるのであった...
吉川英治 「新書太閤記」
...しきりと急いでおりますが...
吉川英治 「新書太閤記」
...しきりと咳(せき)の声がするのは...
吉川英治 「新書太閤記」
...宗業は足をとめたまましきりと見まわしていた...
吉川英治 「親鸞」
...しきりとみずから銚子を取って杯に心づかいをしたり...
吉川英治 「親鸞」
...しきりと首をかしげている...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...しきりと気にかけてやまないので...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...ただしきりと気になるのは...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...第二の機は、しきりと今、伝七郎の方から誘うのであった...
吉川英治 「宮本武蔵」
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