...面足尊(おもたるのみこと)惺根尊(かしこねのみこと)...
石川啄木 「赤痢」
...稼(かせ)ぐものあれば遊(あそ)ぶ者あり覚(さ)める者あれば酔(ゑ)ふ者あるが即ち世(よ)の実相(じつさう)なれば己(おの)れ一人(ひとり)が勝手(かつて)な出放題(ではうだい)をこねつけて好(い)い子(こ)の顔(かほ)をするは云はふ様(やう)なき歿分暁漢(わからずや)言語同断(ごんごどうだん)といふべし...
三文字屋金平 「為文学者経」
...法網をくぐりそこねて...
江戸川乱歩 「吸血鬼」
...だまってパン粉のこねたのをさし出しました...
鈴木三重吉 「湖水の女」
...この黒丸はどうする? もう大(てえ)して役にも立つめえな? ディックが自分の運をそこねて自分の聖書を駄目にした...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...文豪になりそこねて痛い目に逢つてゐるのだから...
太宰治 「猿面冠者」
...ある日学校から帰った子供が見慣れぬ子猫(こねこ)を抱いて来た...
寺田寅彦 「子猫」
...日本へ来ても箱根(はこね)までこの影のような男がつきまとって来たが...
寺田寅彦 「B教授の死」
...屁理屈(へりくつ)を並べたり哲理をこねたりすることは...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...三百代言をこね回しもしなかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...こうして雑魚寝(ざこね)の連中と同一軌(き)の人種に違いない...
橋本五郎 「地図にない街」
...しばらく指でこねたり...
宮沢賢治 「狼森と笊森、盗森」
...「あげえ業の深けえ婆、世話でも仕ずに死なしたら、忘れっこねえ、きっと化けて出よるぜ」沢や婆は、幸死なずに治れた...
宮本百合子 「秋の反射」
...寿江子はこの間私の為に自分の健康までそこね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...捏鉢(こねばち)...
柳宗悦 「北九州の窯」
...「旦那さまがよこねまり...
山本周五郎 「あだこ」
...わがままをこねる...
吉川英治 「宮本武蔵」
...駄々をこねて云うのである...
吉行エイスケ 「地図に出てくる男女」
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