...こういう何となくこけおどしの匂いのする道具で取扱うべきものではないと思う...
スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 寺田寅彦訳 「宇宙の始まり」
...こけおどしにビールの空きびんなどをずらり並べた菊屋洋行という雑貨店を始めたのである...
井上貞治郎 「私の履歴書」
...なんてこけおどしな真似をするんだろうと...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...例えば悪趣味で人を呼ぶ都会の料理屋の造り庭の全く無意味なこけおどしの石燈籠などよりも...
寺田寅彦 「雨の上高地」
...例へば悪趣味で人を呼ぶ都会の料理屋の造り庭の全く無意味なこけおどしの石燈籠などよりも...
寺田寅彦 「雨の上高地」
...ほんのこけおどしだ...
三上於菟吉訳 大久保ゆう改訳 「踊る人形」
...こけおどしの渾天儀に櫓(やぐら)時計でせう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...明らかにこけおどしじゃない...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...その書籍を飾っておくこともその一部分をよんだということも一つのこけおどしであった時代はとうにすぎ去っている...
宮本百合子 「生きている古典」
...どっちかというとこけおどし風に強調した方法が...
宮本百合子 「きのうときょう」
...頭の単純な娘達はそんな事を思ういと間もなく只そのこけおどしの利く字のならべかたに気をうばわれてしまって自分でもその文をうのみにした様なものを書き出したり「大きくなったら」なんかととんでもない文学者を気取るものも出来て来ます...
宮本百合子 「現今の少女小説について」
...題材主義のこけおどしに陥っていて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そんなこけおどしな道具はよして...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...「田舎者はこけおどしが好きだ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...こけおどしといい...
吉川英治 「新書太閤記」
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