...二更に又「孝子黄金(こがね)の釜を掘り出し娘の事」を見よ...
芥川龍之介 「案頭の書」
...おまえには、こがねもやった...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「小夜啼鳥」
...小金(こがね)を溜めた按摩めが...
泉鏡花 「歌行燈」
...髪は乱れて黄金(こがね)色に額と頬とを掩つてゐる...
グスタアフ・ヰイド Gustav Wied 森林太郎訳 「薔薇」
...黄金(こがね)くしげのひとすぢを肩に殘しゝ「若(わか)き世(よ)」や...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...黄金(こがね)なすみぐしの間(ひま)のこゝかしこ...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...をとめごころ一黄金覆盆子(こがねいちご)は葉(は)がくれに...
薄田淳介 「白羊宮」
...かういふ複雜なものを唯十七字に「頭よりずら/\と云ひ下し來」て正に「こがねを打のべたやう」である...
寺田寅彦 「天文と俳句」
...包装紙を透けて見える黄金色(こがねいろ)のオレンジなどで詰まっていた...
徳田秋声 「仮装人物」
...黄金(こがね)山南部の河は...
直木三十五 「三人の相馬大作」
...韻律もなく調子はづれに銀の踵鉄(そこがね)が鳴つた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...こがねを打のべたる如くあるべし」と言へり...
正岡子規 「俳人蕪村」
...六八六調等にて終六言を夕立や筆も乾かず一千言ぼうたんやしろがねの猫こがねの蝶心太(ところてん)さかしまに銀河三千尺炭団(たどん)法師火桶の穴より覗(うかが)ひけりの如く置きたるは古来例に乏しからず...
正岡子規 「俳人蕪村」
...こがね色によく輝いていた...
室生犀星 「幼年時代」
...または黄金色(こがねいろ)に光り...
ハンス・ランド Hans Land 森鴎外訳 「冬の王」
...久米(くめ)の島あつるツシヤこがね渡(わた)ちへこしより(?)森登(のぼ)せてあぢおそいにみおやせというのがある...
柳田国男 「海上の道」
...「さア、そこがね...
横光利一 「旅愁」
...まもなく、こがね丸、桟橋へ着く...
吉川英治 「随筆 新平家」
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