...押すとぐらぐら揺れる...
梅崎春生 「幻化」
...ぐらぐらと動いた...
海野十三 「火星兵団」
...赤坊のぐらぐらな項(うなじ)...
高村光太郎 「人の首」
...ぐらぐらとよろめいた...
太宰治 「彼は昔の彼ならず」
...家がぐらぐらと揺れだし...
田中貢太郎 「死体の匂い」
...その下宿の簷(のき)はぐらぐらとしてその柱に当りそうに動いていた...
田中貢太郎 「変災序記」
...彼女はぐらぐらする橋を駈足で渡りかけたところで...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...やれやれと思って棍棒を卸すてえとぐらぐらと目が眩(まわ)って其処へ打倒(ぶったお)れた...
徳田秋声 「躯」
...ぐらぐらする木の腰掛の上に腰を下して...
豊島与志雄 「悪夢」
...」ぐらぐらした首筋...
豊島与志雄 「裸木」
...もう眼がぐらぐらして動けなくなった」「急病だね」と迷亭が註釈を加える...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...醉にぐらぐらするやうな頭の中には酒塲で受けた色色な印象が...
南部修太郎 「ハルピンの一夜」
...武助さんは邪険にぐらぐらと船を揺すぶつた...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...直吉は生いかの焼いたのをぐらぐらした前歯でちぎりながら...
林芙美子 「瀑布」
...床にしっかとめりこんでいる机をぐらぐら動かしている...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「変身」
...彼は何か深みがあってぐらぐらしない...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...子供はまるで顔をまっ赤にして『それでもどの木もみんなぐらぐらしてますよ...
宮沢賢治 「風野又三郎」
...にわかにぐらぐらっと地震がはじまりました...
宮沢賢治 「グスコーブドリの伝記」
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