...する事がきびきびとしていて...
伊藤左千夫 「廃める」
...そうきびきびとはやれない...
伊藤左千夫 「廃める」
...きびきびした少女だった...
海野十三 「爆薬の花籠」
...きびきびと質問をする...
海野十三 「爆薬の花籠」
...きびきびと急所をおさえる...
海野十三 「幽霊船の秘密」
...きびきびした小男が...
リチャード・オースティン・フリーマン Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳 「オスカー・ブロズキー事件」
...きびきびした順序で私にまず歯磨粉をつけた楊子を与え...
鷹野つぎ 「窓」
...「やっとまいりました」老嫗の初めの詞と違ったきびきびした詞が聞えた...
田中貢太郎 「賈后と小吏」
...簡潔できびきびしている...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...きびきびしたものの云ひ方をしてゐた...
堀辰雄 「ふるさとびと」
...別室の警官の手間が省けた」指揮官がきびきび言った通り...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...文句は実にきびきびして...
牧逸馬 「女肉を料理する男」
...そのきびきびした横柄(おうへい)な早口で...
牧逸馬 「女肉を料理する男」
...きびきびした啖呵(たんか)だった...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...新鮮の度合がきびきびしてゐて...
室生犀星 「めたん子傳」
...わかりましたね」まる四歳の子には無理なことをきびきびと云い聞かせ...
山本周五郎 「菊屋敷」
...きびきびとした素草鞋(すわらじ)...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...一 今夜のうちに、両替屋の佐渡平の店を訪れて、為替札(かわせふだ)の実否を調べておくこと一 同時に、主人の佐渡屋和平は、鷺江お雪の笛の門人であり、かつ彼女の殺害された十五夜の同日、麻布(あざぶ)の家で死体となっていた町人に相違なければ、この件も、同時に、再吟味をとること一夜半(よなか)には、加山、波越の両名にて、ふたたび博物会の蝋人形の囲い場を見張ること一 明朝、寝込みに、或いは都合によって夕刻、すべての証拠がため整い次第に、東儀与力自身、奉行直筆(じきひつ)の差紙(さしがみ)をふところにして、富武五百之進(いおのしん)の屋敷に赴き、塙郁次郎を御用拉致(らち)することなお細かい手配りや注意については、羅門塔十郎が剃刀(かみそり)で断(た)つように、きびきびと、抜け目なく、頭脳(あたま)のいい指図をした...
吉川英治 「牢獄の花嫁」
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