例文・使い方一覧でみる「かまち」の意味

...宿屋の上（あが）り框（かまち）には... 宿屋の上り框にはの読み方
芥川龍之介「槍ヶ嶽紀行」

...あの田舎町（いなかまち）の妓（おんな）は... あの田舎町の妓はの読み方
梅崎春生「桜島」

...なにかまちがいがあったのではないかと... なにかまちがいがあったのではないかとの読み方
海野十三「宇宙戦隊」

...歴史的社会的存在の框（かまち）を通って反映されて初めて... 歴史的社会的存在の框を通って反映されて初めての読み方
戸坂潤「イデオロギー概論」

...扉（とびら）、鉄門、庇（ひさし）、框（かまち）、こわれた火鉢（ひばち）、亀裂（きれつ）した鍋（なべ）、すべてを与え、すべてを投げ込み、すべてを押し入れころがし掘り返し破壊しくつがえし打ち砕いたのである... 扉、鉄門、庇、框、こわれた火鉢、亀裂した鍋、すべてを与え、すべてを投げ込み、すべてを押し入れころがし掘り返し破壊しくつがえし打ち砕いたのであるの読み方
ビクトル・ユーゴー　Victor Hugo 豊島与志雄訳「レ・ミゼラブル」

...塩沢（しほざは）とか十日町（とをかまち）とか小千谷（をぢや）といふやうな... 塩沢とか十日町とか小千谷といふやうなの読み方
新美南吉「良寛物語　手毬と鉢の子」

...... の読み方
野口雨情「極楽とんぼ」

...あとちょっとで框（かまち）に届きますよ」「馬鹿だな... あとちょっとで框に届きますよ」「馬鹿だなの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...上がり框（かまち）の破れ障子はピシリと閉じられました... 上がり框の破れ障子はピシリと閉じられましたの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...上（あ）がり框（かまち）からザッと眼を配りました... 上がり框からザッと眼を配りましたの読み方
野村胡堂「銭形平次捕物控」

...そのまゝ拭き込んだ上がり框（かまち）に飛び上がるのですから... そのまゝ拭き込んだ上がり框に飛び上がるのですからの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...敷居にも雨戸の框（かまち）に麗々と殘つてゐるのです... 敷居にも雨戸の框に麗々と殘つてゐるのですの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...保は高町（たかまち）の坂下... 保は高町の坂下の読み方
森鴎外「渋江抽斎」

...思いのほかまちまちになっているようである... 思いのほかまちまちになっているようであるの読み方
柳田国男「母の手毬歌」

...窓框（かまち）へ俯伏したまま... 窓框へ俯伏したままの読み方
山本周五郎「樅ノ木は残った」

...起きてるのよ」そして上り框（かまち）のほうへいったと思うと... 起きてるのよ」そして上り框のほうへいったと思うとの読み方
山本周五郎「ゆうれい貸屋」

...上り框（かまち）から表の方を眺めている勘次の母におそいかかった... 上り框から表の方を眺めている勘次の母におそいかかったの読み方
横光利一「南北」