...箕浦勝人(みのうらかつんど)...
大隈重信 「福沢先生の処世主義と我輩の処世主義」
...「玄関の手入れをどうしようかと云ふのですよ」房一はいくらかつんぼの道平の耳に口を寄せて...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...どこからかつんとする気持のいゝ山の匂がやつて来た...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...何処かつんと思い揚って...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...頭髪(かみ)なんかつんで...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...いくらかつんけんしたヒステリ性の女であったが...
戸田豊子 「歩む」
...どこかつんとした調子のある...
豊島与志雄 「阿亀」
...どこかつんとした意地っ張りなところがあって...
豊島与志雄 「溺るるもの」
...かつんと音をさせて並べた...
林芙美子 「朝夕」
...箕浦勝人(みのうらかつんど)にその草稿を見せて...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...一刀、かつんと、槍の柄に鳴った...
吉川英治 「三国志」
...四名とも唖かつんぼのように一言の答えも吐かない...
吉川英治 「私本太平記」
...かつんと、仁吉の膝がしらに、石でも割れたような音がした...
吉川英治 「治郎吉格子」
...かつん!と鼓膜(こまく)をつき徹(とお)すような音響は...
吉川英治 「新書太閤記」
...かつん!と、左手(ゆんで)の小剣がそれを払う...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...「ええッ、此奴(こいつ)」踉(よろ)けながら、後ろへやった刀が、かつんと、鉢金に弾んだと思うと、鍔から三、四寸の所から、折れて、氷柱(つらら)のように、すッ飛んだ...
吉川英治 「無宿人国記」
便利!手書き漢字入力検索