...そこへ濶達(かったつ)にはいって来たのは細い金縁の眼鏡をかけた...
芥川龍之介 「湖南の扇」
...濶達(かったつ)に書きすすめて下さい...
太宰治 「風の便り」
......
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...無邪気で明朗濶達(かったつ)な一面があったことを證するに足りるのであるが...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...時平が持ち前の濶達(かったつ)な笑いで打ち消した...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...中々濶達(かったつ)な所がある...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...かねて高村卿は豁達(かったつ)なお方とは聞いていたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...生来闊達(かったつ)だった彼の心に...
中島敦 「李陵」
...これも四角な字を読んでおりました」大店(おおだな)の主人らしい闊達(かったつ)さはありますが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...あっしのいうことをよく聴いてもらいたい――あっしには花嫁殺しの下手人はわかったつもりだが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...当代の新三郎はわけても闊達(かったつ)で聡明で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...たゞからかったつもりだっただけです...
宮沢賢治 「気のいい火山弾」
...皆が相当にわかったつもりでいることは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...わたくしはあれをそんな人間には育てなかったつもりです」大学の顔がさらに赤くなった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...お前をそんな娘には育てなかったつもりだ...
吉川英治 「江戸三国志」
...彼の大股は濶達(かったつ)そのもの...
吉川英治 「新・水滸伝」
...いじけずにして濶達(かったつ)で...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...人生もわかったつもりで...
吉川英治 「宮本武蔵」
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