...かすかに凌霄花(のうぜんかずら)のにおいがした...
芥川龍之介 「偸盗」
...今の鬘下地(かずらしたじ)の輪毛(わげ)を大きくしたもので...
上村松園 「好きな髷のことなど」
...これかね」男は頭をかき廻す様にして「これはかずらですよ...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...木に(まつわ)る蔦葛(つたかずら)で...
大隈重信 「夫婦共稼ぎと女子の学問」
...忍冬(すいかずら)や常春藤(きづた)の纏(まと)わりついた穹窿(アーチ)形の門があり云々〉というところがありますでしょう...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...凌宵花(のうぜんかずら)のような黄いろな蔓草の花が星の落ちてきてかかったように咲いていた...
田中貢太郎 「荷花公主」
...藤葛(ふじかずら)を攀(よ)じ...
田中貢太郎 「牡丹燈記」
...金銭のことには一切かかずらわりたくない...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「熊」
...さねかずらとはどんなものかしらず...
寺田寅彦 「東上記」
...忍冬(すいかずら)や昼顔の酔うような香(かお)りが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...異様なつたかずらがおい茂り...
西尾正 「墓場」
...源氏は玉鬘(たまかずら)のことを聞いた時に...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...宮がもしお薨(かく)れになれば玉鬘(たまかずら)は孫としての服喪の義務があるのを...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...父の大臣はほのかに見た玉鬘(たまかずら)の顔を...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...玉鬘(たまかずら)がただ吐息(といき)をついているのが美しく感ぜられた時に...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...玉鬘(たまかずら)は無関心なふうに見てしまっただけであるから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...それを蔓(かずら)で巻いた肱掛窓(ひじかけまど)がある...
森鴎外 「雁」
...蔦葛(つたかずら)の桟橋(かけはし)がある...
吉川英治 「私本太平記」
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