...それを利用して川手一家のものを脅(おびや)かす手段とした...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...おびえた声でした...
江戸川乱歩 「怪奇四十面相」
...戞戞(かつかつ)と云う夥(おびただ)しい馬の蹄(ひづめ)の音が聞えて来た...
田中貢太郎 「首のない騎馬武者」
...投げて飛ばして壘壁のり喧囂おびただし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...その脅(おびや)かすように唸(うな)ってる苦しみの真面目(まじめ)さに...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...機械におびえている世紀の恐怖に立ち向って挑戦している眼に見えない闘いともいえるのである...
中井正一 「歴史の流れの中の図書館」
...白(しろ)い毛(け)が拔(ぬ)けて其處(そこ)ら中(ぢう)に夥(おびたゞ)しく散亂(さんらん)した...
長塚節 「土」
...レコードは夥(おびただ)しく入っているが...
野村胡堂 「楽聖物語」
...お浜はすっかり怯(おび)え切って...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「紙片へ變な文句を書いておびき出してもか」「あれは私です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一つは内儀の帶揚(おびあげ)に...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...彼の胸は脅(おびや)かされることなく...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...勝負はつねに殺気をおびて...
山本周五郎 「さぶ」
...おびただしい田畑新田などを持って...
山本周五郎 「花も刀も」
...五討匪(とうひ)将軍の印綬(いんじゅ)をおびて...
吉川英治 「三国志」
...湖を渡って来た大船は夥(おびただ)しい建築の資材を浜に積みあげ...
吉川英治 「新書太閤記」
...武器も弾薬もまた夥(おびただ)しい食糧も...
吉川英治 「新書太閤記」
...今でも塵芥のようになった古い布地はおびただしい数量であると言われる...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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