...たかだかと海のうえにおのぼりになりますと...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「人魚のひいさま」
...波の上を東に向かっておのぼりになりました...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...また葛城山(かつらぎやま)におのぼりになりました...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...推古(すいこ)の諸天皇(しょてんのう)がつぎつぎにお位におのぼりになりました...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...都の方へおのぼりになれば...
田中貢太郎 「涼亭」
...のぶなが公おんみずから京極つぶら尾というところへおのぼりになってそうぐんぜいに下知(げぢ)をなされ...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...おめでたいおのぼりさんとして...
種田山頭火 「旅日記」
...両国の見世物小屋の屋根から高く釣り下げられた大幟(おおのぼり)に...
中里介山 「大菩薩峠」
...或いは摂政(せっしょう)関白(かんぱく)の位におのぼりになりまして...
中里介山 「大菩薩峠」
...宿屋のどてら着た赤毛布(おのぼりさん)たちが上野駅附近をうろ/\してゐた...
正岡容 「大正東京錦絵」
...醉月はおのぼりさんで賑つて...
水上滝太郎 「大阪の宿」
...次の朝またお日さまがおのぼりになりますと...
宮沢賢治 「カイロ団長」
...きっとあすこへはおのぼりになったのでしょうね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...うろたえるな!大衆(だいしゅ)は山門におのぼりめされ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...熊野権現(くまのごんげん)の大幟(おおのぼり)と日の丸がひるがえっていた...
吉川英治 「新書太閤記」
...百々之橋(とどのばし)よりおのぼり成され候に...
吉川英治 「新書太閤記」
...よくもおれたちを名所見物のおのぼりさん扱いにしやがったな」「と...
吉川英治 「新・水滸伝」
...叡山(えいざん)へおのぼりになると聞きました」「うむ」「私を...
吉川英治 「親鸞」
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