...我々は一日たりともそのおよばざるところを追求する努力をおこたつてはならないが...
伊丹万作 「映画と民族性」
...山津浪(やまつなみ)に關(かん)する注意(ちゆうい)を怠(おこた)らざること...
今村明恒 「地震の話」
...お母さまはこのお部屋へおこたをこしらへて...
鈴木三重吉 「ぽつぽのお手帳」
...その病も少しは痊(おこた)らんとするを喜べるほどもなく...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...講誦を止めず切磋(せっさ)を怠(おこた)らず...
中島敦 「弟子」
...あったかにして御火燵(おこた)に寝かしておきました」何だか猫らしくない...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...準備を怠(おこた)らぬくらいであるからして...
新渡戸稲造 「自警録」
...用心おさおさ怠(おこた)りない」「良い気なものだ」「ところで...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...雪(ゆき)にも雨(あめ)にも朝夕(てうせき)二度(ど)の機嫌(きげん)きゝ怠(おこた)らぬ心(こゝろ)殊勝(しゆしよう)なり...
一葉女史 「たま※[#「ころもへん+攀」、U+897B]」
...病(やまひ)はいつか怠(おこた)りぬ...
福田英子 「母となる」
...能(よ)く獄則を遵守(じゅんしゅ)して勤勉怠(おこた)らざりし功により...
福田英子 「妾の半生涯」
...おこたえしなければいけないぞ...
ペロー Perrault 楠山正雄訳 「猫吉親方」
...特命を帯びた刑事が日夜張り込んで尾行を怠(おこた)らなかったことはもちろんである...
牧逸馬 「浴槽の花嫁」
...ばか・むなしさ・おこたりを献納する...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「心の底の慢(おこた)りが最もよく鼻に現われる」という事は...
夢野久作 「鼻の表現」
...――宮のおこたえもないぬりごめの内の異状を知り...
吉川英治 「私本太平記」
...怠(おこた)れば...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...家士(かし)の研学隆武(けんがくりゅうぶ)にも怠(おこた)りがない...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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