例文・使い方一覧でみる「おいとま」の意味

...じゃ私は御暇（おいとま）しますかな... じゃ私は御暇しますかなの読み方
芥川龍之介「妖婆」

...おいとま申します... おいとま申しますの読み方
ストックトン　Francis Richard Stockton 岡本綺堂訳「世界怪談名作集」

...おいとましましょう... おいとましましょうの読み方
太宰治「市井喧争」

...おいとま致します」そのひとも立ち上って... おいとま致します」そのひとも立ち上っての読み方
太宰治「斜陽」

...おいとまするとしましょう... おいとまするとしましょうの読み方
アントン・チェーホフ　Anton Chekhov 神西清訳「妻」

...しかしその後は薗八節再興の御手筈（おてはず）だん／＼と御運びの事と推察仕（つかまつり）をり候処実は今夕偶然銀座通にてお半様に出遇（であ）ひ彩牋堂より御暇（おいとま）になり候由承り... しかしその後は薗八節再興の御手筈だん／＼と御運びの事と推察仕をり候処実は今夕偶然銀座通にてお半様に出遇ひ彩牋堂より御暇になり候由承りの読み方
永井荷風「雨瀟瀟」

...「俺は間もなくこの世においとまをつげるが... 「俺は間もなくこの世においとまをつげるがの読み方
久生十蘭「うすゆき抄」

...おいとましなければなりません... おいとましなければなりませんの読み方
フレッド・Ｍ・ホワイト　Fred M. White 奥増夫訳「煉獄」

...早く御暇（おいとま）しなければと... 早く御暇しなければとの読み方
山崎富栄「雨の玉川心中」

...これでおいとまを致します」悲鳴のように云って立とうとした... これでおいとまを致します」悲鳴のように云って立とうとしたの読み方
山本周五郎「おれの女房」

...このままおいとまになるのではないでしょうか」「旦那さまは討死をなすったのですよ」伊緒はうち消すように云った...
山本周五郎「日本婦道記」

...「お眼障りかと存じておいとまを願ったのですが... 「お眼障りかと存じておいとまを願ったのですがの読み方
山本周五郎「樅ノ木は残った」

...私はただいまからおいとまを戴いて... 私はただいまからおいとまを戴いての読み方
山本周五郎「雪の上の霜」

...夜明けを待っておいとまいたします考え」「怪しからぬことを言わっしゃい...
吉川英治「江戸三国志」

...おいとま申しまする... おいとま申しまするの読み方
吉川英治「黒田如水」

...右馬介はおいとまを頂戴いたそう... 右馬介はおいとまを頂戴いたそうの読み方
吉川英治「私本太平記」

...――で、それを機（しお）に登子は、「はや、おいとまを」と、良人へそっと、うながした... ――で、それを機に登子は、「はや、おいとまを」と、良人へそっと、うながしたの読み方
吉川英治「私本太平記」

...おいとま乞いを申す間... おいとま乞いを申す間の読み方
吉川英治「私本太平記」