...閻魔(えんま)大王に違ひありません...
芥川龍之介 「杜子春」
...夫婦仲(ふうふなか)は至(いた)って円満(えんまん)で...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...逓信省(ていしんしょう)の青年技師利根川保(とねがわたもつ)君が設計したテレヴィジョン回転鏡が閻魔大王(えんまだいおう)のような視力を持っていたのだった...
海野十三 「空襲葬送曲」
...ホープの煙幕(えんまく)の蔭に隠れていた...
海野十三 「ゴールデン・バット事件」
...中には閻魔(えんま)の巾着(きんちゃく)...
寺田寅彦 「西鶴と科学」
...死んで閻魔(えんま)に叱られる」――土地の人にはこう言い囃(はや)されている名物...
中里介山 「大菩薩峠」
...下界に至れば閻魔法王(えんまほうおう)……」もっともらしく神おろしをはじめたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...五十兩ありや憚り乍ら閻魔(えんま)の廳が素通りだ」「默つて居ろ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...俗にいう閻魔(えんま)の斎日(さいじつ)...
久生十蘭 「平賀源内捕物帳」
...(五月二十日)余は閻魔(えんま)の大王の構へて居る卓子(テーブル)の下に立つて「お願ひでござりまする...
正岡子規 「墨汁一滴」
...「閻魔(えんま)様...
正岡子規 「墨汁一滴」
...すなわち前生に虎肉を食ったかまた前身犬や豚だった者を閻魔(えんま)王がその悪(にく)む家へ生まれさせたんだ...
南方熊楠 「十二支考」
...蒟蒻閻魔(こんにやくえんま)の堂に近い某街(ぼうかい)を過ぐる時...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...遠慮なく閻魔(えんま)大王から幽霊の鑑札を受けて娑婆(しゃば)に引返して来る位の決心を...
夢野久作 「超人鬚野博士」
...閻魔面(えんまづら)した院長さんでも...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...閻魔(えんま)の庁をのぞきました...
吉川英治 「江戸三国志」
...忿怒(ふんぬ)勇猛な閻魔王(えんまおう)であって...
吉川英治 「私本太平記」
...火焔舞(かえんま)い一神楽岡(かぐらがおか)から北へ十町ばかり...
吉川英治 「親鸞」
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