...従って市街地の商人からは眼の飛び出るような上前(うわまえ)をはねられて食代(くいしろ)を買わねばならぬ...
有島武郎 「カインの末裔」
...子供の上前(うわまえ)にも地面にも白い液体が流れ拡(ひろ)がった...
有島武郎 「卑怯者」
...うわまえをはねたし...
江戸川乱歩 「影男」
...うわまえをはねられて...
江戸川乱歩 「影男」
...どろぼうのうわまえをはねるというやつですね...
江戸川乱歩 「影男」
...どろぼうや人殺しのうわまえをはねる商売と聞いては...
江戸川乱歩 「影男」
...そのうわまえをはねるというすごい男です...
江戸川乱歩 「影男」
...上前(うわまえ)をひっぱったり...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...ナイト・ガウンの上前(うわまえ)をおさえながら隆のほうへ向きかえた...
久生十蘭 「肌色の月」
...道具の売買の上前(うわまえ)をはねたりしたことを指すのである...
柳宗悦 「民藝四十年」
...人足の稼(かせ)いだ賃銀のうわまえをはねたりした役人がいくたりかいた...
山本周五郎 「さぶ」
...人足の労賃のうわまえはね...
山本周五郎 「さぶ」
...こいつは屑屋のうわまえをはねたり...
山本周五郎 「末っ子」
...あたしの稼ぎのうわまえをはねて...
山本周五郎 「花も刀も」
...泥棒の上前(うわまえ)をハネたりしているような男だった...
吉川英治 「大岡越前」
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