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大手拓次 「蛇の花嫁」
...○ 雪中花水祝(はなみづいは)ひ魚沼郡の内宇賀地(うがち)の郷(きやう)堀(ほり)の内の鎮守(ちんじゆ)宇賀地の神社(じんじや)は本社八幡宮也...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...蠧魚(しみ)喰い銹(さ)びくさり盗人(ぬすびと)うがちてもち去る財宝をたくわえることに従事しているのである...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...聖降誕祭お目出とうだって! 聖降誕祭お目出とうがちゃんちゃら可笑しいわい! お前にとっちゃ聖降誕祭の時は一体何だ! 金子もないのに勘定書を払う時じゃないか...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...「その服屋(はたや)の頂(むね)をうがちて...
寺田寅彦 「神話と地球物理学」
...われわれは「うがち過ぎ」をこわがらないで「言わずもがな」をけ飛ばして勇敢に創作心理の虎穴(こけつ)に乗り込んでみなければならない...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...これは鑑賞的には全くいわゆる「うがち過ぎ」た無用の詮議立(せんぎだ)てに相違ないのであるが...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...林をうがちて、桔槹(はねつるべ)の黒く夕空にそびゆるを望める時、思いがけなき爪音(つまおと)聞こゆ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...人々は人家をうがち...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...半というがちとおかしい」兵馬とお君とはこう言って話をしている間に...
中里介山 「大菩薩峠」
...やけに大きな奉加帳(ほうがちょう)を腰にブラ下げて...
中里介山 「大菩薩峠」
...平次が仲間に奉加帳(ほうがちょう)を廻して足を洗わせ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...義兄はこの春から病臥中(びょうがちゅう)だし...
原民喜 「廃墟から」
...しのぶずりの狩衣(かりぎぬ)に指貫(さしぬき)の袴(はかま)をうがち...
室生犀星 「姫たちばな」
...躯じゅうがちくちくするほどのいやらしさと...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...うがちずきな人たちに云わせると...
山本周五郎 「泥棒と若殿」
...忙牙長(ぼうがちょう)はおうっと吠えて...
吉川英治 「三国志」
...石垣(いしがき)をきずき洞窟(どうくつ)をうがち...
吉川英治 「神州天馬侠」
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