...次々と世にもいまわしき最期をとげるであろう」という意味の手紙が...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...何とも知れぬいまわしさに...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...いかに堅固(けんご)にゆいまわしてあろうとも...
鈴木三重吉 「古事記物語」
...追いまわした事があるが...
太宰治 「メリイクリスマス」
...臨終(いまわ)の際(きわ)にも...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...農作だ牧畜だ蜜蜂(みつばち)だと使いまわす...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...いまわの面影がありあり見える...
寺田寅彦 「枯菊の影」
...今日では「科学する」という云いまわしさえ現われている...
戸坂潤 「科学と科学の観念」
...妙に屋棟(やのむね)ちかくを這いまわっている……十が十...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...由さんのいいまわしのなかに...
久生十蘭 「春の山」
...それらのあるものは蛇のように地上を這いまわり...
ホーソーン Nathaniel Hawthorne 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...などという云いまわしは粗末であるが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...なるほど巧妙ではあるがまわりくどくて気まぐれな・あの警句で充満した・一種の大袈裟(げさ)な言いまわしを除いたら...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...そう云う者はぼんのくぼと踵(かかと)で這(は)いまわるだとよ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...又は餓鬼のように昏迷して地面(じびた)を這いまわる...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...夢のように暮らしてきたこの半年のいまわしい記憶とて永劫きゆべくもありません...
吉川英治 「江戸三国志」
...あのいまわしいことばが...
吉川英治 「私本太平記」
...嬉々(きき)として這(は)いまわっている嬰児(えいじ)があるので...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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