...人間の好奇心と「あまのじゃく」の心理を巧みに利用したプロバビリティーの殺人が描かれている...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...それともつむじ曲がりのあまのじゃくであるのかとも思われる...
寺田寅彦 「三斜晶系」
...わたしの天邪鬼(あまのじゃく)のおもなる点がどんなところにあったか...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...特に天邪鬼(あまのじゃく)でない限りは...
中谷宇吉郎 「地球の円い話」
...それを一つ育て上げてみようという天邪鬼(あまのじゃく)の篤志家も...
中谷宇吉郎 「農業物理学夜話」
...案外天邪鬼(あまのじゃく)なものである...
中谷宇吉郎 「防寒戸」
...鶏の鳴く真似(まね)をしたものは天探女(あまのじゃく)である...
夏目漱石 「夢十夜」
...あまのじゃくがどっかで哄笑(わら)っている...
林芙美子 「新版 放浪記」
...此男とも駄目だよ……あまのじゃくがどっかで哄笑している...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...僕の天邪鬼(あまのじゃく)は勝利の日が来たと叫んだ...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...君の中にある天邪鬼(あまのじゃく)の気弱さがやはり顔を出すのだね」「反対に...
原口統三 「二十歳のエチュード」
...美紗(八穂に)あまのじゃく...
久生十蘭 「喪服」
...「この天邪鬼(あまのじゃく)というのかな...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...今では天邪鬼(あまのじゃく)などと字に書いているが...
柳田国男 「年中行事覚書」
...翁一流の天邪鬼(あまのじゃく)の発露と解する人が在るかも知れぬが...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...その天邪鬼(あまのじゃく)な人心が大きく動いては...
吉川英治 「私本太平記」
...日本に天邪鬼(あまのじゃく)という名があり...
吉川英治 「神州天馬侠」
...「ふん……いつまで続くか」今宵はわけてもそういう天邪鬼(あまのじゃく)がこみあげている彼だった...
吉川英治 「源頼朝」
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