例文・使い方一覧でみる「あなどり」の意味

...しかもその政治上の手腕はあなどりがたく... しかもその政治上の手腕はあなどりがたくの読み方
太宰治「右大臣実朝」

...傲岸不遜（ごうがんふそん）にして長上をあなどり... 傲岸不遜にして長上をあなどりの読み方
太宰治「新釈諸国噺」

...納めも受けむ贈られし素衣巾幗のあなどりも... 納めも受けむ贈られし素衣巾幗のあなどりもの読み方
土井晩翠「天地有情」

...うたがひとあなどりの世をおそろしと知るからに... うたがひとあなどりの世をおそろしと知るからにの読み方
永井壮吉「偏奇館吟草」

...とてもあなどり難く... とてもあなどり難くの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...ちょっと侮蔑（あなどり）の微笑（びしょう）を唇（くちびる）の上に漂（ただよ）わせて自分を見たが... ちょっと侮蔑の微笑を唇の上に漂わせて自分を見たがの読み方
夏目漱石「行人」

...軽侮（あなどり）と... 軽侮との読み方
夏目漱石「坑夫」

...無学文盲をあなどりたい為（ため）に... 無学文盲をあなどりたい為にの読み方
林芙美子「新版　放浪記」

...精神があなどりの顔つきを示したって... 精神があなどりの顔つきを示したっての読み方
トオマス・マン　Thomas Mann 実吉捷郎訳「餓えた人々（習作）」

...女伴（じょはん）の侮（あなどり）を受けるに堪えないと云うのである... 女伴の侮を受けるに堪えないと云うのであるの読み方
森鴎外「魚玄機」

...彼はその手の内にあるものをあなどり... 彼はその手の内にあるものをあなどりの読み方
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ　Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳「モンテーニュ随想録」

...――あなどりすぎたのだ... ――あなどりすぎたのだの読み方
山本周五郎「日本婦道記」

...玄徳あなどり難しと思ったか... 玄徳あなどり難しと思ったかの読み方
吉川英治「三国志」

...汝ら両名を老武者とあなどりたるも... 汝ら両名を老武者とあなどりたるもの読み方
吉川英治「三国志」

...あなどり難い勢いのようです... あなどり難い勢いのようですの読み方
吉川英治「私本太平記」

...あなどりがたい猛威をふるい... あなどりがたい猛威をふるいの読み方
吉川英治「私本太平記」

...踏みつぶすには、半刻（はんとき）ともかかるまい」と、あなどりぬいて、わいわいと城際（しろぎわ）の川辺へ寄りたかった... 踏みつぶすには、半刻ともかかるまい」と、あなどりぬいて、わいわいと城際の川辺へ寄りたかったの読み方
吉川英治「新書太閤記」

...一種の粘力（ねんりょく）があってなかなかあなどり難い... 一種の粘力があってなかなかあなどり難いの読み方
吉川英治「鳴門秘帖」

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