...あっぱれ協会の飾りともなり...
愛知敬一 「ファラデーの伝」
...そう おもった よしみつ公(こう)は、すぐ、「いや、あっぱれじゃ...
五十公野清一 「一休さん」
...この奇利を易々(やすやす)と攫(つか)んだ椿岳の奇才は天晴(あっぱれ)伊藤八兵衛の弟たるに恥じなかった...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...あっぱれ...
太宰治 「走れメロス」
...天晴(あっぱれ)と言いたいくらいですよ! (退場)ドゥニャーシャ じつはね...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...あっぱれ信仰を守り通した浦上のキリシタンはふたたび懐かしのふるさとへ送り返されたのであります...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...しかし、鈴木少年家老の器量、あっぱれ、あっぱれ、まさに木村長門守血判取り以上の成績だ、誰が知恵をつけたか知らねえが、出来ばえは申し分がねえ」と道庵も感心をしました...
中里介山 「大菩薩峠」
...天晴(あっぱれ)な見識だ」と大変賞賛した...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...躁狂(そうきょう)の点においては一世を空(むな)しゅうするに足る天晴(あっぱれ)な豪(ごう)のものである...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...じつはあっぱれ宝塚の大舞台へ一枚看板で押し上がり...
正岡容 「わが寄席青春録」
...ドイツにこれに似た話があって矮身の縫工が布一片を揮(ふる)うて蠅七疋を打ち殺し自分ほどの勇士世間にあらじと自賛し天晴(あっぱれ)世に出で立身せんと帯に「七人を一打にす」と銘して出立した...
南方熊楠 「十二支考」
...天晴(あっぱれ)発見をしたような積でいたのである...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...あっぱれ忠義な侍だって...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...あっぱれお手のうちを見届けた上は客人の望み通り...
吉川英治 「剣難女難」
...天晴(あっぱれ)...
吉川英治 「剣難女難」
...あっぱれな」俊基はその意気を愛(め)でて言ったが...
吉川英治 「私本太平記」
...「あっぱれ、よくやった」大塔ノ宮は、賞辞されたが、弟宮の宗良は、よく正視もなされぬのみか、お顔のいろすら、青白うなられた...
吉川英治 「私本太平記」
...(天晴(あっぱれ)!)と云ってやりたいくらいだった...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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