...さあらんには今しがた畦道(あぜみち)を走りし婦人(おんな)こそ...
泉鏡花 「活人形」
...畷道(あぜみち)を桂川の上流に辿ると...
泉鏡花 「遺稿」
...一同は唖然(あぜん)として彼の唇を見守るばかりだった...
海野十三 「爬虫館事件」
...けさだにも合けさだにも合所は跡(あと)もなかりけり合西は田の畦(あぜ)あぶないさ...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...田の畔(あぜ)、街道の両側の草の上には、おりおり植え残った苗の束などが捨ててあった...
田山花袋 「田舎教師」
...誰か向ふの畔(あぜ)を走りながら...
田山花袋 「重右衛門の最後」
...牛が畑のあぜを掘り返すように国土を踏みにじった戦争のことを覚えていました...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 荒木光二郎訳 「フランダースの犬」
...田んぼのあぜをまわって...
永井隆 「この子を残して」
...兵馬は唖然(あぜん)として言うべき言葉を失いました...
中里介山 「大菩薩峠」
...唖然(あぜん)として一時沈黙することのやむを得ない事態に至りました...
中里介山 「大菩薩峠」
...なあぜ?敦子 いやだからいや!春子 だから...
三好十郎 「樹氷」
...苗代の畦(あぜ)の内側に樹(き)の枝を插し...
柳田国男 「年中行事覚書」
...晶子は葡萄畑の畦(あぜ)を繞(めぐ)つて色色(いろいろ)の草花を摘んで歩いた...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...唖然(あぜん)と...
吉川英治 「新書太閤記」
...唖然(あぜん)たる顔をした...
吉川英治 「新書太閤記」
...当年七十六になり申す」勝家は唖然(あぜん)とした...
吉川英治 「新書太閤記」
...唖然(あぜん)として...
吉川英治 「親鸞」
...鳴きながら畦(あぜ)の窪(くぼ)みに互いに呼び交しているように...
ルナール Jules Renard 岸田国士訳 「博物誌」
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