...散策(さんさく)の畦(あぜ)を行(ゆ)く...
泉鏡花 「海の使者」
...田圃の間の畔道(あぜみち)を真直に行くと(右側の田圃が今の六区一帯に当る)...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...けさだにも合けさだにも合所は跡(あと)もなかりけり合西は田の畦(あぜ)あぶないさ...
谷崎潤一郎 「吉野葛」
...稲葉に埋(うずも)れた畦道(あぜみち)から駕籠(かご)を急がす往来(ゆきき)の人の姿が現れて来る...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...」唖然(あぜん)としていう処を知らぬ種員に向って仙果は泣く泣く一伍一什(いちぶしじゅう)を語り聞かせた...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...幾箇(いくつ)でも買って上げるから」「ヘエ――」唖然(あぜん)としていたガラッ八は...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
......
一葉稿 「五月雨」
...一流外交官の娘だというのであぜんとした...
久生十蘭 「だいこん」
...「人性の完全な蹂躙(じゅうりん)」と唖然(あぜん)たらしめている...
牧逸馬 「女肉を料理する男」
...田の中の畦(あぜ)へ降りますと...
宮原晃一郎 「竜宮の犬」
...雲井の雁の実母である按察使(あぜち)大納言の夫人も...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...しかるに石を積み畔(あぜ)を張って水を引き...
柳田國男 「地名の研究」
...畦道(あぜみち)を本街道のほうへ歩いていった...
山本周五郎 「その木戸を通って」
...その田の中の畦道(あぜみち)を...
夢野久作 「空を飛ぶパラソル」
...唖然(あぜん)とした後...
吉川英治 「三国志」
...畦(あぜ)に屈(かが)んで...
吉川英治 「新書太閤記」
...血ヘドを吐くのか」唖然(あぜん)として...
吉川英治 「新・水滸伝」
...唖然(あぜん)としていた折なのである...
吉川英治 「宮本武蔵」
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