...舞臺の前なるまことの樂人の群に譜を頒(わか)てば...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...程好き煖(あたゝか)さを一間の内に頒(わか)てり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...少からぬ部數が頒布された...
堺利彦訳 幸徳秋水訳 「共産黨宣言」
...頒(わか)ち与えてくれた...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...彼等可憐の子息らに其白骨を頒ち得む...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...頒白(はんぱく)の髪の毛と頬髯とが綺麗に波を打つてゐる...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...あれの物として頒(わか)ち置いて...
中里介山 「大菩薩峠」
...働かないシャクにも不承無承(ふしやうぶしやう)冬の食物を頒け與へた...
中島敦 「狐憑」
...レコードはポリドールからたった一組出ている(大日本名曲レコード頒布会M一―一一)...
野村胡堂 「楽聖物語」
...……農家から頒(わ)けてもらったトマトは庭の防空壕(ぼうくうごう)の底に籠(かご)に入れて貯(たくわ)えられた...
原民喜 「美しき死の岸に」
...同好の士に頒つと云...
福沢諭吉 「帝室論」
...纏頭品の箱から一つずつ出して皆へ頒(わか)った...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...小学の書は早く成つて人に頒たれた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...少しでも人の労を頒とうと近づく者たちがある...
柳宗悦 「工藝の道」
...毎月千部ずつを頒ったことがあるが...
柳田国男 「故郷七十年」
...六名の衆にも頒(わ)け...
吉川英治 「上杉謙信」
...家臣にも頒(わか)つべく...
吉川英治 「新書太閤記」
...これを罹災(りさい)の民と貧民に頒(わ)けてやり...
吉川英治 「新・水滸伝」
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