...それから新しい四基の石塔に順々に水を注いで行った...
芥川龍之介 「或敵打の話」
...順々に年老いて婆さんになるのではなく...
梅崎春生 「狂い凧」
...私がもすこし佳(よ)い仕事が出来るようになってから順々に書いてみたいと思っている...
太宰治 「帰去来」
...(ギンツェと握手する)伊藤はこの「ヤ・リュブリュウ・ルウスキフ」を棒読みに、不器用に繰り返しながら、順々に握手する...
林不忘 「安重根」
...一列に並んで順々に繰出して行った...
寺田寅彦 「ベルリン大学(1909-1910)」
...食事がすんでそこらを片付けるうち風呂がわいたから父上から順々にいってからだを清める...
寺田寅彦 「祭」
...又わが將士順々に討たれ亡ぶを待たんとや? ああわが力いにしへのありし日われの柔靱の肢體における如からず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...私のお隣の江守(えもり)君から順々にお話を願います」伯爵海蔵寺三郎は...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...卓の上へ順々に並べると...
野村胡堂 「判官三郎の正体」
...先のボウトから順々に歓声が伝わって来て判ったのでした...
牧逸馬 「運命のSOS」
...その船が順々にそれらの島をまはつて...
牧野信一 「船の中の鼠」
...順々に通信簿を集めて三郎の席まで行きますと...
宮沢賢治 「風の又三郎」
...福島県南会津郡館岩(たていわ)村森戸)山を木などのように順々に大きくなったものと...
柳田國男 「日本の伝説」
...厩橋と順々に鉄橋の仲間いりも...
山本笑月 「明治世相百話」
...第三図と左から右へ順々に辷(すべ)り初めたが...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...順々に二階から降りては...
吉川英治 「松のや露八」
...木戸口に順々に並んでいる間に考えた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...大機――お由利――と順々に手段(てだて)をかえて...
吉川英治 「柳生月影抄」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??