...議論としては感服するが小説その物を重く見る気にはなれなかった...
内田魯庵 「二葉亭余談」
...鋳金のタガネ彫が刀の使ひ方を重く見るのも...
田山録弥 「私の考へてゐる事」
...私共があまり照を重く見るので或人々から『いくら怜悧でもまだ世の中の經驗も淺い若い娘を……』と笑はれた事もございましたが...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...家庭を重く見るのは...
夏目漱石 「それから」
...仏蘭西の芸術家が重く見るオフシェ・ダカジメ三等勲章が燦(さん)としていた...
長谷川時雨 「マダム貞奴」
...形(かたち)より心のほうを重く見ること...
久生十蘭 「キャラコさん」
...すなわち自分をあまりに重く見ることと...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...さっぱりとわれわれの身振りや恰好を重く見る狂言師や修辞学の先生に委せてしまうがよい...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...仙台の人たちはこの窯の雑器をもっと重く見るべきでありましょう...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...個人の名誉よりも全体の名誉をもっと重く見るべきです...
柳宗悦 「民藝の性質」
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