...メールを送る時、添付ファイルを遺漏しないように注意してください...
...長時間に渡る訓練では、意外と細かい遺漏が起きがちです...
...この作業では、ミスや遺漏が許されないため、丁寧に確認してください...
...レポートには必須の項目がありますので、遺漏のないように書き上げてください...
...漏れがあると大変なことになるので、文書のチェックは遺漏のないように行いましょう...
...且つ遺漏なく犯罪者を逮捕したといふ許りで無く...
石川啄木 「所謂今度の事」
...かつ更に若干の遺漏を書足(かきた)して再び爰(ここ)に収録するは二葉亭四迷(しめい)の如何(いか)なる人であるかを世に紹介するためであって...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...万(ばん)遺漏(いろう)なく警戒準備をととのえた...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...今も昔のごとく薄給(はっきゅう)に甘(あま)んじ下男同様の粗衣(そい)粗食を受け収入の全額を挙げて春琴の用に供したその他経済を切り詰めるため奉公人の数を減らし色々の点で節約したけれども彼女の慰安(いあん)には何一つ遺漏(いろう)のないようにした故(ゆえ)に盲目になってからの彼の労苦は以前に倍加した...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...民族学的研究の書は遺漏なく集めようとしてゐる...
土田杏村 「私の書斎」
...もちろん当局でもそのへんに遺漏のあるはずはないが...
寺田寅彦 「災難雑考」
...吾々が何かの事物を具体的に観察し遺漏なく捉えようとすると...
戸坂潤 「思想としての文学」
...勿論それは遺漏が無いことはありませぬ...
内藤湖南 「弘法大師の文藝」
...遺漏も多く記憶違いも少なかるまい...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...明日までには万遺漏なく整えておきますから...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...また遺漏も少なくあるまいが...
穂積陳重 「法窓夜話」
...この外に遺漏がどのくらいあるか分からない...
武者金吉 「地震なまず」
...以上多少の遺漏や...
柳宗悦 「工藝の道」
...なにか遺漏(いろう)があったとでも...
吉川英治 「私本太平記」
...万々にそなへてご遺漏なからん事をみぎ御下知に依而(よつて)火急 恐惶謹言と...
吉川英治 「私本太平記」
...お気づかいなものではございません」「遺漏(いろう)はあるまいが...
吉川英治 「新書太閤記」
...必ずこの遺漏(いろう)の不名誉をすすぎまする...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...これで遺漏(いろう)はあるまいと...
吉川英治 「宮本武蔵」
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