...ママ」「そうです花よめさんです」よく見るとおかあさんはそのむすめを見知っているのでした...
ストリンドベルヒ August Strindberg 有島武郎訳 「真夏の夢」
...――小母さんもちょっと見知っている...
泉鏡花 「絵本の春」
...大江はゴリラ男を見知っている訳ではないけれど...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...顔を見知っているというわけでもないのに...
太宰治 「彼は昔の彼ならず」
...貸してくれないか」お互いただ顔を見知っているだけで...
太宰治 「人間失格」
...この品を見知っている方があって...
野村胡堂 「眠り人形」
...誰かあの男或はあの女を見知っている者があるかも知れない...
橋本五郎 「殺人迷路」
...苟(いやしく)も私の顔を見知っている人間には誰にあってもいけなかったのだ...
平林初之輔 「秘密」
...――どれもみな自分のよく見知っているものであることをすぐと認められるにもかかわらず...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「アッシャー家の崩壊」
...このほり物で見知っているだろう...
三好十郎 「斬られの仙太」
...かねて見知っている蜂谷の金熨斗(きんのし)付きの大小の代りに...
森鴎外 「佐橋甚五郎」
...顔を見知っている...
山本周五郎 「新潮記」
...死んだ四人も見知っている...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...犯人の顔を直接に見知っている呉一郎がいるじゃありませんか」「ハッハッハッ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...実際に親しく上野介の貌(かお)を見知っている者は...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...武蔵はこの男の顔を見知っている...
吉川英治 「宮本武蔵」
...柳生ノ庄でよく見知っている――石舟斎の高弟木村助九郎ではないか...
吉川英治 「宮本武蔵」
...また前述のゴメスが五年間に如何に儲けたかをも見知っている...
和辻哲郎 「鎖国」
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