...自分は見知った人ででもあるとおかしいと思ったが...
伊藤左千夫 「落穂」
...もちろん見知った顔ではない...
梅崎春生 「幻化」
...はじめて見知ったよ...
海野十三 「怪星ガン」
...だれも顔を見知ったものがありません...
江戸川乱歩 「怪人二十面相」
...みんな町内の見知った顔の人たちばかりでした...
太宰治 「燈籠」
...はじめて見知ったのは...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...ある者は生まれてはじめて互いに顔を見知ったのである...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...直接お客の面貌(かお)を見知った後お千代のこれに対する様子をはっきり窺(うかが)い見る事を得たのは今度始めて妾宅へ引移ってからの事であった...
永井荷風 「ひかげの花」
...初めて顔を見知ったのはこの並木の下であったに違いはない...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...見知った者には間違いなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...ここには米友の見知った面(かお)は一つもありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...この騒ぎの中で誰ひとり見知ったものがないのだから...
中里介山 「大菩薩峠」
...江戸屋敷に顔を見知った者のないのを幸い...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...こちらの岸には長兄と妹とそれから近所の見知った顔が二つ三つ見受けられたが...
原民喜 「夏の花」
...最初の晩にKが見知ったシュワルツァーがやってきて...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...感情には如何に多くの微妙な違いがあるかを見知った時...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...「あの縁にいた三人目の男を見知ったものはないか」側には本多正純を始めとして...
森鴎外 「佐橋甚五郎」
...見知ったるか」と...
吉川英治 「三国志」
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