...十歩位でとんで行けそうなすぐ傍で左右に分れて睨みあったる二組の人影...
海野十三 「暗号の役割」
...呑気にこうして暮して行けそうなのだ...
大杉栄 「日本脱出記」
...とうてい生活して行けそうもない薄給しか与えられない習慣になっております...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...うちまで歩いて行けそうもないんだ...
太宰治 「朝」
...とても生きて行けそうもありませんので...
太宰治 「斜陽」
...丈夫で生きて行けそうです...
太宰治 「斜陽」
...立派な所へなんかお嫁に行けそうもない気がするので...
谷崎潤一郎 「細雪」
...五十銭の節約だけではやって行けそうにない...
直木三十五 「死までを語る」
...外輪山壁までは行けそうである...
中谷宇吉郎 「天地創造の話」
...たしかに僕の胸は無限に突進んで行けそうだ...
原民喜 「鎮魂歌」
...とても内所まで行けそうもないので...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...そのまま私達の幸福を最後まで持って行けそうな気がしながら眺め合っていた...
堀辰雄 「風立ちぬ」
...わたしの足はそんな遠方まで行けそうにもなかった...
マロ Malot 楠山正雄訳 「家なき子」
...追々ひろがって行けそうです(読む範囲で)...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...足がふらふらして行けそうもなかった...
室生犀星 「或る少女の死まで」
...どうも今のとこ行けそうもない...
吉川英治 「随筆 私本太平記」
...死ほど安らかですぐにも行けそうに思われる所はなかった...
吉川英治 「源頼朝」
...こっちから行けそうだね」そういってひょいと露地(ろじ)にはいろうとするのです...
蘭郁二郎 「歪んだ夢」
便利!手書き漢字入力検索