...このドレスは洗濯すると色を失うので気をつけてね...
...雪が降り積もっていると、景色は一面に白く色を失う...
...駱賓王(らくひんのう)の檄(げき)を読んだ時には色を失うことを免れなかった...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...かえって原文の特色を失うにも至ろう...
上田敏 「『新訳源氏物語』初版の序」
...はじめて耳にする怪魔ミミ族の来襲に色を失う者が多かった...
海野十三 「宇宙戦隊」
...試煉の時がきたとき彼は色を失うかもしれない...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...麗貌のこの世ならぬ尊さに顔色を失うであろう...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...いよいよ顔の色を失うと共に行燈の火を吹消すが早いか...
永井荷風 「散柳窓夕栄」
...この石変化の物に逢わばたちまち色を失うからだ...
南方熊楠 「十二支考」
...そうすれば常に「石見の焼物」たる特色を失うことがないだろう...
柳宗悦 「雲石紀行」
...侍女たちは色を失う...
吉川英治 「剣難女難」
...玄徳をはじめ人々がみな色を失うと...
吉川英治 「三国志」
...色を失うほどであった...
吉川英治 「新・水滸伝」
...狩場野(かりばの)で色を失う徐寧(じょねい)のこと城(べんじょう)城下...
吉川英治 「新・水滸伝」
...にわかに顔色を失うほどの臆病者ではなかった...
吉川英治 「親鸞」
...どれも日光にあえば色を失うのみか...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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