...なう鷦鷯(みそさざい)木(こ)づたひにひとり興がる歌きけば...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...かすかに顫へる己が歌のひびきを興がるいろも見えて...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...甘き夢に興がるを...
薄田泣菫 「泣菫詩抄」
...そんなことがござりましてからおしずは父が当惑したりうろたえたりするのを興がるようになりましたものかわざといろいろないたずらをいたしました...
谷崎潤一郎 「蘆刈」
...興がるものもありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...一座の者の荒胆(あらぎも)を挫(ひし)いで興がるために...
中里介山 「大菩薩峠」
...それを興がる君でないことは...
中里介山 「大菩薩峠」
...強(し)いてその盃を乾させて興がるのです...
中里介山 「大菩薩峠」
...こんなものを見て興がる見物が情けない...
中里介山 「大菩薩峠」
...崩しては積んで興がる子供たちは...
中里介山 「大菩薩峠」
...だまし合いとを奨励して興がるかの如く見ゆる...
中里介山 「大菩薩峠」
...人を茶に浮かして興がることに生きている一代の逸民...
中里介山 「大菩薩峠」
...情け深しと興がる...
夏目漱石 「野分」
...それを興がるように頭を振るのだった...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...興がる早物語や作り物語の類を...
柳田国男 「雪国の春」
...「男の方たちはときによると子供のようなことに興がるものだ」とよく云われているのを思いだし...
山本周五郎 「日本婦道記」
...みないい色になってやんやと興がる...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...やたらに興がるのが紹由のもちまえらしい...
吉川英治 「宮本武蔵」
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