...ニーナのかくれた美挙(びきょ)にすっかり感激し...
海野十三 「爆薬の花籠」
...このたび仲間の窮迫を見かねて金十両ずつ出し合って救ったとは近頃めずらしい美挙...
太宰治 「新釈諸国噺」
...はじめは真の情愛を以(もっ)てこのたびの美挙に参加したのに違いなく...
太宰治 「新釈諸国噺」
...倶に進まんとする美挙として...
辰野隆 「浜尾新先生」
...今率先してこれに着手したのは同大学の美挙といわねばならぬ...
寺田寅彦 「話の種」
...大きく云えば公平を好み中庸を愛する天意を現実にする天晴(あっぱれ)な美挙だ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...しからば何故にこの美挙が失敗に終ったかというに旅客が浪費を好むからだというわけではない...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...さっそく我々はこうした美挙を記念するために...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...仮令(たと)い死後にても草葉の蔭より大賛成を表して知友の美挙に感泣することあるべし...
福澤諭吉 「人生の楽事」
...さういふ美挙は俳句道だけで許される事がらであつて...
室生犀星 「俳句は老人文学ではない」
...当時徳川家斉の美挙は俗吏賈豎(こじゆ)の誤る所となつたらしい...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...闡幽(せんいう)の美挙と可申...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...この信仰を明らかに美挙だと思いつつ...
横光利一 「北京と巴里(覚書)」
...この一層の美挙の上にまだ何の美挙があるかと探索する行為が...
横光利一 「北京と巴里(覚書)」
...非常な美挙として扱っているのである...
吉川英治 「三国志」
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