例文・使い方一覧でみる「素手で」の意味

...今度は素手で来て... 今度は素手で来ての読み方
江見水蔭「丹那山の怪」

...けっして素手では叩き殺さない... けっして素手では叩き殺さないの読み方
リチャード・オースティン・フリーマン　Richard Austin Freeman 妹尾韶夫訳「予謀殺人」

...ルクレチウスは素手でともかくも後代の物理的科学の基礎を置いたことは事実であるのに...
寺田寅彦「ルクレチウスと科学」

...併しそれも亦素手では不可能なので... 併しそれも亦素手では不可能なのでの読み方
戸坂潤「思想としての文学」

...だが、三人の近侍は、馬側へ集まって、一人は、素手で「広岡っ... だが、三人の近侍は、馬側へ集まって、一人は、素手で「広岡っの読み方
直木三十五「南国太平記」

...先方もまた必ず素手でやって来るというわけでもありますまい... 先方もまた必ず素手でやって来るというわけでもありますまいの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...なにぶん素手ではあつかいかねたものか... なにぶん素手ではあつかいかねたものかの読み方
野村胡堂「幻術天魔太郎」

...素手でハンドルを握るような事はしないんですって... 素手でハンドルを握るような事はしないんですっての読み方
野村胡堂「身代りの花嫁」

...（一月×日）さあ！　素手でなにもかもやりなおしだ... さあ！　素手でなにもかもやりなおしだの読み方
林芙美子「新版　放浪記」

...それも素手ではなくて... それも素手ではなくての読み方
フランツ・カフカ　Franz Kafka 原田義人訳「変身」

...素手では水銀もすくえず... 素手では水銀もすくえずの読み方
久生十蘭「三界万霊塔」

...国へ帰えると言ッてもまさかに素手でも往（い）かれまい... 国へ帰えると言ッてもまさかに素手でも往かれまいの読み方
二葉亭四迷「浮雲」

...素手ではどうにもならぬのだ... 素手ではどうにもならぬのだの読み方
本庄陸男「石狩川」

...ヤグラ岳の麓の鬼塚村を訪れた時私があの木兎は素手で捕へたのだ...
牧野信一「心象風景（続篇）」

...決して素手では飛べる川幅ではないのだ... 決して素手では飛べる川幅ではないのだの読み方
牧野信一「ベツコウ蜂」

...素手で蠅（はえ）を追うようになるより... 素手で蠅を追うようになるよりの読み方
三上於菟吉「雪之丞変化」

...矢張（やはり）素手で水を汲む... 矢張素手で水を汲むの読み方
森鴎外「雁」

...素手でどうするか... 素手でどうするかの読み方
山本周五郎「風流太平記」

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