...純然たる追放なり...
高木敏雄 「比較神話学」
...純然たる森のように見えた...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...政治社会の牽制を超脱してその純然たる経済的の事実なるものを見ず...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...純然たるプロパーな領域としての戦争ジャーナリズムは...
戸坂潤 「戦争ジャーナリスト論」
...純然たる犯罪のように映るのはなぜだろうか? しかもそれは...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...純然たる物置小屋であった...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...殆ど純然たる政友を有せず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...遽かに伊藤侯の政見を非として純然たる山縣崇拜家と爲れり會計檢査院長渡邊昇子は世人之れを伊藤系統の人なりといへども...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...純然たる政党内閣を建設せよ...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...純然たる評論や論説の形式による建造が...
豊島与志雄 「今日の条件」
...いまだ純然たる色摺板物(いろずりはんもの)の名称を下(くだ)し得べきものにては非(あら)ざりき...
永井荷風 「江戸芸術論」
...その時分には本屋の態度も純然たる商人で今日の岩波のやうに日本の文化を背負つて立つのだと云ふやうなえらさうな顔をしてゐるものは一人もありませんでした...
永井壮吉 「出版屋惣まくり」
...則ち純然たる君権完全の政治に非ずして...
蜷川新 「天皇」
...純然たる概念を超えないのである...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...教師または純然たる法学者であって...
穂積陳重 「法窓夜話」
...自分の方は純然たる探偵小説...
森下雨村 「三十六年前」
...それだけに純然たる名誉的褒賞の方は...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それが純然たる空想の所産でないことを思わしめる...
柳田国男 「山の人生」
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