...殊に同情が篤いようである...
芥川龍之介 「合理的、同時に多量の人間味」
...まことに敬神の念のお篤いお方でございましたから...
太宰治 「右大臣実朝」
...まことに将軍家の御信仰の篤いこと...
太宰治 「右大臣実朝」
...己れの崇拜する者への篤い禮を致しつつ...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...そこであの男は俺に對する篤い尊敬の念からして...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...情けに篤いことでした...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...夫人の信用はおしもに篤いのだった...
矢田津世子 「女心拾遺」
...信長公は尊王のお志に篤いおかたで...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...それでも徳義に篤い只圓翁としては...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...その信義に篤い様子を見て...
吉川英治 「三国志」
...自己の病は篤い...
吉川英治 「三国志」
...「いつもながら信義に篤い足下の早速な会同を満足におもう」と...
吉川英治 「三国志」
...特に忠義の心の篤い人物です...
吉川英治 「三国志」
...予もまたそちの側に在って、日々、有義な教えを聞きたい」「丞相の慈念(じねん)をこうむり、徐庶は愧感(きかん)にたえません」「だが、ご辺のような、孝心に篤い、そして達見高明の士が、なんで身を屈して玄徳などに仕えたのか」「偶然なる一朝の縁でございましょう...
吉川英治 「三国志」
...礼儀はきわめて篤い...
吉川英治 「三国志」
...孫権はもとより孝心の篤い人なので...
吉川英治 「三国志」
...実に孝心の篤い子で...
吉川英治 「三国志」
...武蔵と心交の篤いものが知れていてもよい筈であるが...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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