...前方の篠竹がざわざわ揺れだした...
田中貢太郎 「女仙」
...篠竹と樹木の絡みが次第に濃くなって来た...
田中貢太郎 「山寺の怪」
...白い柔らかい鶏の羽毛を拇指(おやゆび)の頭ぐらいの大きさに束ねてそれに細い篠竹(しのだけ)の軸をつけたもので...
寺田寅彦 「自由画稿」
...篠竹を切って弓を拵えたりなんかして遊んだ...
豊島与志雄 「楠の話」
...篠竹(しのだけ)の深いところは...
直木三十五 「南国太平記」
...矢柄(やがら)に二箇所斑(まだら)になつてゐるところがございます」平次の指摘したのは飴色になつた篠竹(しのだけ)に上下二ヶ所...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...篠竹を切つて美濃紙の羽をつけたもの...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...三年経ってから篠竹の庭を壊(こわ)しはじめた...
室生犀星 「生涯の垣根」
...そこで彼の命令によって民さんは篠竹の株を起しはじめた...
室生犀星 「生涯の垣根」
...一どきに篠竹の谷をこわして移植したようなわけにはゆかない...
室生犀星 「生涯の垣根」
...篠竹にざわめく夕風が凍みついてくるだけである...
室生犀星 「星より來れる者」
...戸隠山(とがくしやま)の篠竹細工も数え挙げねばなりません...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...ごく細い篠竹(しのだけ)...
柳田国男 「母の手毬歌」
...蘆(あし)とか篠竹(しのだけ)とかの切り口を...
柳田国男 「母の手毬歌」
...篠竹の中にまじって一本の梅モドキがあった...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...糞の中には一寸ばかりに噛(か)み砕ける篠竹あり...
柳田国男 「山の人生」
...あたかも噛み砕いた篠竹のごとくである...
柳田国男 「山の人生」
...其處から上はやがて樹木は絶えて打續いた篠竹の原となつていた...
若山牧水 「樹木とその葉」
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