...先づ第一に賛成したのも彼...
石川啄木 「漂泊」
...第一に、背中の皮が割れる...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...第一におねがひいたします...
太宰治 「人物に就いて」
...かたがた留学地としては大使館当局としても英国臣民たる太子の御自省に待って第一に英本国をお勧めしたいけれども...
橘外男 「ナリン殿下への回想」
...第一に真理性の獲得は問題の解決であると考えられる...
戸坂潤 「科学方法論」
...圧倒してくる現実に対して先ず第一に立向わねばならないし...
豊島与志雄 「文学への実感について」
...第一に彼の目にはいったものは...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...第一に、このマーチン機には、私は二度ばかり乗ったことがある...
中谷宇吉郎 「「もく星」号の謎」
...そのためにはまず以上のようなことも第一に研究しなくてはならない問題の一つであろう...
中谷宇吉郎 「雪」
...第一に突っ込んだ指をもって鼻の頭をキューと撫(な)でたから竪(たて)に一本白い筋が通って...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...「第一に、殿樣に奧方はおありでせうな」「お喜佐(きさ)樣と言はれる、三十七歳、お歳上だが、貞淑(ていしゆく)の譽高い方ぢや」「お里方は?」「西久保町の矢吹樣、以前は歴(れつき)とした直參ぢやが――」「御當主は?」「御家族と申しては御舍弟狷之介(けんのすけ)樣たつたお一人...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...まず第一にあの人のことを考えさえしたのですもの...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...先(ま)ず第一に私の悪い事を申せば...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...また士官はとかく最年長者を第一にとるので...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...第一には第一詩集からの何とも云えないボリウムがかかっていることですし...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...第一にあげるべきものがあげられないことは悲しい非力として...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...……まず第一に、戴(たい)院長は都へ行ったことにして、蔡(さい)大臣の偽手紙(にせてがみ)を持ち帰り、蔡九を巧くあざむくことだ」「そして?」「蔡大臣への偽手紙にはこう書いておく...
吉川英治 「新・水滸伝」
...まず第一にこの種の誘惑だった...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「狂気の山脈にて」
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