...「祝盃を交わす」...
...「祝盃を持ち上げる」...
...「祝盃を勧める」...
...「祝盃で乾杯する」...
...「祝盃を贈る」...
...一二杯の祝盃に顏が赤くなつて...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...停車場に附属している料理店に坐り込んで祝盃を挙げている...
オイレンベルク Herbert Eulenberg 森鴎外訳 「女の決闘」
...あれかこれかと今晩の祝盃を挙げる席場の選定をしていた...
相馬泰三 「六月」
...この金で一杯祝盃を挙げようぢやないかと...
高田保 「貸家を探す話」
...夜一同で祝盃を挙ぐ...
橘外男 「令嬢エミーラの日記」
...私は御健康のために祝盃をあげます...
小泉八雲 田部隆次訳 「秋月先生の古稀を祝して」
...底拔(そこぬけ)の祝盃(しゅくはい)やら...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...祝盃を挙げることである...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...奥さん! 犬のために祝盃を上げるんだ...
豊島与志雄 「掠奪せられたる男」
...ちょうど、吉田先生は所用で上京されていて、たまたまあの日の前日本因坊さんのお宅に行き、祝盃をあげて、上機嫌の秀哉名人に逢われたといふ...
野上彰 「本因坊秀哉」
...祝盃を挙げてもよろしい...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...いや大成功、大成功、こうまでうまく運ぼうとは思わなかった、月百三十円貰えば先ず悠々たるものであろう、あれには一ヶ月百三十円の実費と書いておいたが、あの歎願書の数字のからくりが連中にはわからんと見えるな、市役所の人達は年中数字と統計の垣の中にあるので、ほんとうの数字の魔術に不感症になっているし、市参事会員などの他の連中はてんから数字など知りはしないのだ、これは愉快愉快、祝盃をあげよう、と阿部は広い額を叩き、上機嫌で云った...
火野葦平 「糞尿譚」
...岡の仕事はじめのための祝盃を挙げるべく待つてゐたところである...
牧野信一 「心象風景」
...この祝盃は旗の下で挙げようじゃないかね!」「君の見ている前で一度下すのだ――それから君...
牧野信一 「吊籠と月光と」
...夜毎/\祝盃の歓声が挙るのを耳にした...
牧野信一 「日本橋」
...祝盃は手當り放題である...
森林太郎 「當流比較言語學」
...三祝盃また大杯を辞せず...
吉川英治 「三国志」
...祝盃の余酔がまだ醒めきっていないらしい...
吉川英治 「新書太閤記」
便利!手書き漢字入力検索