...皆目見当がつかない...
...彼が皆目どこで暮らしているか知りません...
...この問題には皆目取り組み方が見つからない...
...皆目同じ考え方をするわけにはいかない...
...皆目目標を立てよう...
...鈍なる天門堂には皆目わけが分りませんので...
海野十三 「すり替え怪画」
...どこから手をつけてよいか皆目わからないのだ...
海野十三 「地球発狂事件」
...また山桜がどうしたというのか皆目不可解の文字としなければならないのであります...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...世間の親というものについても皆目無知であり...
徳田秋声 「縮図」
...つまりその瞬間――どういう筋道をたどってだかは皆目わからないが――やにわに彼は...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...ワリス島の者で英語は皆目判らず...
中島敦 「光と風と夢」
...態度や動作によつて皆目評されない人がある...
中原中也 「高橋新吉論」
...その辺のところは皆目わからない...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...何を考えているか皆目わからないような表情をして活躍をはじめたのである...
本庄陸男 「石狩川」
...皆目勝(まか)ちて相問うを得ずとある...
南方熊楠 「十二支考」
...希望して来た多数の随従者は常陸(ひたち)の一行に皆目を留めて過ぎた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...元より拙者とても皆目の盲剣術...
吉川英治 「剣難女難」
...しかし皆目(かいもく)それの真相はわかって来ない...
吉川英治 「私本太平記」
...皆目(かいもく)知れない...
吉川英治 「新書太閤記」
...手分けをして探したが、皆目知れない...
吉川英治 「平の将門」
...この暗所に棲(す)みなれている世阿弥の眸は、自然生理的に、闇の中でも見とおしが利(き)く筈だが、お十夜には、皆目、対手(あいて)の見当がつかない...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...皆目わからないのですが...
吉川英治 「宮本武蔵」
...平常樹木の好きなだけに普通の人よりは幾らか樹木に就いての知識のある身だと自信している私にも皆目見当がつかぬのであった...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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